1983-05-25 第98回国会 衆議院 本会議 第24号
○木村俊夫君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員田口一男君は、去る一日、三重大学附属病院においてにわかに逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 君は、このたびの地方統一選挙中、立候補者の応援に東奔西走されておりましたが、四月二十三日の夕刻、突然体の異常を訴えられ、入院を余儀なくされました。そのとき、君は、二十五日の月曜日には東京で仕事が待っているので、入院を早く切り上げて帰京
○木村俊夫君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員田口一男君は、去る一日、三重大学附属病院においてにわかに逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 君は、このたびの地方統一選挙中、立候補者の応援に東奔西走されておりましたが、四月二十三日の夕刻、突然体の異常を訴えられ、入院を余儀なくされました。そのとき、君は、二十五日の月曜日には東京で仕事が待っているので、入院を早く切り上げて帰京
○木村(俊)委員 御異議なしと認めます。よって、坂田道太君が委員長に御当選になりました。 〔拍手〕 委員長坂田道太君に本席を譲ります。 〔坂田委員長、委員長席に着く〕
○木村(俊)委員 これより会議を開きます。 私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。 これより委員長の互選を行います。
○木村国務大臣 米側には米側としての期待もあるかと思います。しかしながら、この日、韓、米を通ずる防衛分担という問題につきましては、わが国はわが国としての基本的な考え方がございます。したがいまして、米側から韓国の防衛について、あるいはそれに関連する協力方についてわがほうに要求らしいものはございません。またアジア全体に関する安定と平和の確立のために、わが国がわが国の自発的考え方に基づきまして、これに対する
○木村国務大臣 総じて米議会でその時期に討議されましたその目的というものは、基本的には米軍事費の削減の問題だろうと思います。したがって、歳出委員会でそういう問題が、また意見が出ることは、当然米議会の任務であろうと思います。しかしながら、そういう軍事力の削減と申しますか軍事経費の削減と、先ほど御指摘になりましたラロック発言との間には必ずしも脈絡があるものではない、私はこういうふうに解釈しております。
○木村国務大臣 御承知のとおり、これは米議会の原子力合同委員会の軍事利用小委員会における発言でございます。ラロック発言の意図するところは、最近における核兵器の発達が非常に著しいものがございまして、特に戦術核兵器と申しますか、そういう核兵器が非常に拡散の傾向が強まっておる、これを管理しないと非常に危険である、またある時期にはこれが略奪されるような危険もないではないというようなことから、しかもそういう戦術核
○木村国務大臣 今回の共同声明にはこの問題があらわれておりません。しかしながらいま申し上げましたとおり、田中総理とフォード大統領との会談の中では、この問題が先ほど申し上げましたとおり取り上げられております。それにつきましてフォード大統領みずからが、日米安保条約及びこれに関連する取りきめについて、これを忠実に順守すると言っておるのですから、私はそういうような相互の信頼関係に基づいて日米関係は成り立っておるということから
○木村国務大臣 日米安保条約をはじめといたしまして、日米間の関係はお互いの友好信頼の上に成り立っております。そういう意味におきまして、米大統領自身がわが国の政治最高責任者である田中総理にそういうことを述べたということは、これは申すまでもなく、わが国にそういう核兵器が存在しないということを保証したというふうに私どもはとっておりますし、また、国民も一般にそのようなことで理解をしていただけると思います。
○木村国務大臣 先般の田中総理とフォード大統領の会談におきまして、ラロック発言事件以来のわが国内におけるこの核問題に対する世論の動向、またそれに伴う波紋等につきまして、田中総理からフォード大統領に対していろいろ説明をいたしました。それに対しましてフォード大統領は、もうすでに数回にわたって米政府のこれに対する見解を明らかにしておるとおりであるが、あらためて日本国民の核兵器に対する特殊の感情を深く理解して
○国務大臣(木村俊夫君) この海洋法会議の見通しでございますが、一応カラカス会議では結論らしきものは何ら得られず終わりました。したがって、それを受け継いで来年の三月のジュネーブにおける第四次会議とか、またそこで結論が得られれば、また再び五月にカラカスで会議が行なわれまして、そこでその結論が国際法化するわけでございます。したがいまして、そういうまだこれからどうなるかわからない海洋法会議の見通しのもとに
○国務大臣(木村俊夫君) 国の安全ということは、もう何をおいても国の存立そのものの基盤でございますから、日本の安全保障、これは至上の命題だと思います。そのために何が必要か、もちろん自衛力の整備も必要でございますが、少なくともわれわれ現在の政府は、そのために、それを補完するものとして日米安保体制というものを国の安全の大きな柱の一つとしております。しかしながら、その日米安保体制を現実に運営する場合に、また
○国務大臣(木村俊夫君) 核の問題は米国の最高の国防機密であり、核の配置や存否について明らかにすることができないというのが、米国政府の基本的政策でございます。そのような立場のもとで、核に関する機密を厳重に管理するために、米国にはマクマホン法はじめ一連の国内法令があることは一般に知られているとおりであります。 実は、私は当初の記者会見で、このことに触れたことはございますが、いずれにせよ、これらの米国
○木村国務大臣 御承知の通り事前許可制になっておりますので、事前協議がない場合に、われわれとしてはそれに核兵器は搭載されていないということをもちろん確信をしております。
○木村国務大臣 いわゆるラロック証言なるもの、これは御承知のような、米議会における小委員会で表明されたいわゆる発言でございまして、宣誓の上でいわゆる証言をした性質のものではございません。しかも、かつて米海軍の職にはおりましたけれども、現在は一民間研究所長としての立場で発言したものでございます。しかしながら、米議会でなされたものであること等から申しまして、いままで雑誌等のインタビューに応じた発言とはまた
○木村国務大臣 昭和四十七年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 歳出予算現額は七百九十億三千二百八十一万円余でありまして、支出済歳出額は七百五十一億六千五百三十五万円余、翌年度繰越額は三十一億二千三百七十六万円余、不用額は七億四千三百六十八万円余であります。 歳出予算現額の内訳は、歳出予算額七百三十七億九百八十五万円余、前年度繰越額十五億六千八百四十二万円余
○木村国務大臣 政府の立場といたしましては何ら矛盾を感じておりません。わが国が非核三原則を、国会の決議もございますし、守るべきのは当然でございます。まあしかしながら、また同時にわが国がその安全保障の基本をわが自衛力の整備、と同時に日米安保条約によるアメリカの核抑止力にたよっております。そういう観点から申しますと、非核三原則を守らなければならぬ、したがってその中の核兵器をわが国に持ち込ませないということは
○木村国務大臣 いまお尋ねの点は、今回のいわゆるラロック発言に関連した場合でなしに、従来もたびあるごとにそういう努力はいたしております。
○木村国務大臣 御承知のとおり、核の存否に関する問題は米政府にとりまして最高の機密事項とされております。そういう意味合いから、私どもの立場からすれば、いま水野委員の御発言のとおり希望したいところではございますが、そういう関係でインガソル副長官のような説明に相なったと思います。
○国務大臣(木村俊夫君) 田中総理も当然、最近における日韓関係が非常に正常を欠いておるという点を憂慮いたしまして、何とか自分が外遊前にこの正常化と申しますか、収拾をはかりたい、こういう意見を述べておりました。
○国務大臣(木村俊夫君) きょうの閣議のあとで田中総理と少時間会ってお話しいたしましたが、その内容は、この数日間における韓国側のもろもろの情報について私が報告をし、田中総理がそれを聴取したという事柄でございます。
○国務大臣(木村俊夫君) これは御承知のとおり、IPU及び国会においてお考えいただくことでございますので、政府としては一応関係なしに考えております。
○木村国務大臣 これは団体規制の問題でございますから本来法務省からお答えするのが筋かと思います。しかしながら、いやしくも内政干渉にわたるようなことを韓国政府が考えておるとは私ども考えておりません。
○木村国務大臣 今回の事件に関しまして韓国側からいろいろなパイプを通じまして各種の要請ないし意見の表明があることは事実でございます。それに対しまして、わがほうは、ある場合には回答いたしておりますが、まだこれについてのわが国政府の最終的な考え方は韓国側に出すまでには至っておりません。
○国務大臣(木村俊夫君) 私は、田中総理がその葬儀に参列いたしましたことは、これによって日韓のいろんな関係が改善されるというような気持ちはあまりなかったのではないか、むしろ、もっと純粋な気持ちで、友好国の大統領夫人がああいう奇禍にあわれて、たいへん痛ましい事件が起きたのでございますから、田中総理みずからが、いま申し上げましたように参列いたしまして、親しく弔意を表したいということでございます。しかしながら
○国務大臣(木村俊夫君) これは田中総理の決断でございまして、国際慣例から申しますと、特にある外国の元首の夫人のお葬式に、内閣総理大臣がこれに列席するという先例はございません。しかしながら、田中総理のお考えによりましてこれが実現したわけでございますけれども、これが日韓のいままでのいろんな関係、あるいは最近起こっておりますいろんな事件、そういう事件にどういう一体影響を与えるかということは、これは韓国国民
○国務大臣(木村俊夫君) 玉置さんのおっしゃるように、先般のテロ事件によって陸英修大統領夫人がその犠牲になられたことに対しまして、私どもも深い哀悼の意を表するものでございます。したがいまして、そういう面で、これをわが国にたとえてみればどういう感じを持つか、これはもう私がことさら申し上げるまでもなしに、ただ哀悼の意を表するものでございます。
○国務大臣(木村俊夫君) もちろん故意におくらせているわけではございません。ただ両名が現在入国申請中でございますが、韓国の有効な旅券を持っておりません。したがって無国籍の扱いでございます。通常無国籍の場合にはその審査に相当な日数を要するのが常でございます。そういう意味でおくれておるわけでございます。
○国務大臣(木村俊夫君) 後宮大使は、金長官に対して、それじゃ事実なりやという確認を求めたわけでございますが、また後ほど金外務部長官が、日本人でなかったということの事実が明らかになりましたので、再び金長官に会いまして、もしそれが、金長官が言った事実が間違ってありとすれば、それは先ほど申し上げました後宮大使が遺憾の意を表したことはこれは撤回するという申し入れをしております。
○国務大臣(木村俊夫君) 後宮大使が金外務部長官に会いに行きましたのは、その当時いろいろ流説がございましたので、その事実を確認しに参ったわけでございます。したがって、私の訓令によって参ったものではございません。その際に、いま御指摘のとおり、金外務部長官から、どうも犯人は日本人のようだというような事実の説明がございましたので、その場におきまして、もしそれが事実なればたいへん悲しむべきことで、その面についてはその
○国務大臣(木村俊夫君) まことにこのテロ事件はいまわしいことでもございますし、またそのために痛わしい犠牲者も出しております。しかしながら、韓国における政治体制、それがいま御指摘のようなものであるかどうかということは、これはいろいろ意見もございましょうが、私ども政府の立場といたしましては、韓国の政治体制についていま自由にこれを論評することは差し控えたいと思います。
○木村国務大臣 あとに残りました二つの実務協定、海運、漁業でございますが、この交渉は依然として継続中でございます。日中間の平和的処理をいたしました日中共同声明の場合と違いまして、非常に現実的な実務面の利害関係が錯綜しておりますので、お互いの主張、見解もございまして、なかなかはかどってはおりませんが、これもお互いに意見を調整し合いまして、あまり遠くない機会にこれが実現することと私は確信をしております。
○木村国務大臣 いろいろ報道についてお話がございましたが、私の就任にあたりまして、私、いろいろ記者会見等で申し上げておりますとおり、一昨年九月二十九日に日中間の正常化に際して発出されました日中共同声明、このワクは堅持してまいりたい。いささかもその基本路線に変更はございません。
○木村国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。 私は、昨年十二月一日本委員会の委員長に選任されました。本委員会の皆さま方の御協力を得まして、その職責を全うするよう努力いたしてまいりましたところ、今回、はからずも外務大臣を拝命いたしました。 内外の情勢が多様化の度を加えまして、わが国の外交もきわめて困難な局面を迎えております。国民の皆さま方の御支持を得て、微力ながら全力を尽くして外交の衝に当たる所存
○国務大臣(木村俊夫君) まあ御承知のとおり、政府といたしましては、外国の政治体制について論評することは差し控えたいと存じます。ただ、興国には韓国式民主主義というものもございましょうし、また、韓国の置かれておる、朝鮮半島における韓国の置かれておるいろいろ特殊な環境もございましょう。そういう意味におきまして、私どもはこの韓国における現在の状態が、自由人としてはいろいろ論評する立場もございましょうけれども
○国務大臣(木村俊夫君) 申し上げるまでもなく、内閣は一体性を持っております。したがいまして、今度の国会に対する私ども閣僚の考え方は、田中内閣総理大臣をはじめとする一連の意見の中に表現されております。この点について、私、国務大臣の一人としての考え方はこの際差し控えたいと存じます。
○国務大臣(木村俊夫君) 一言ごあいさつを申し上げます。 今回、はからずも外務大臣を拝命いたしました。内外の情勢が非常に多様化を加えまして、かつ、わが国を取り巻く国際環境もきびしくなっております中で、わが国の外交もたいへんむずかしい局面を迎えておるおりでもございます。就任後は、国民の皆さま方の御支援を得て、きわめて不敏ではございますが、全力を尽くして外交の衝に当たる所存でございます。特に本委員会の
○木村委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ただいま議決いたしました各請願に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木村委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 採決いたします。 本日の請願日程中、第二ないし第九、第三四及び第五四の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木村委員長 これより会議を開きます。 請願の審査を行ないます。 今国会において、本委員会に付託になりました請願は全部で百七十一件であります。 これより請願日程第一から第一七一までの各請願を一括して議題といたします。 まず、審査の方法についておはかりいたします。 各請願の内容につきましては、請願文書表等によりましてすでに御承知のことと存じます。また、先刻の理事会におきまして慎重に御検討いただきましたので
○木村委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 なお、参考人からの御意見は、質疑応答の形式でお聞きすることにいたしたいと存じますので、さよう御了承願います。 ————◇—————
○木村委員長 これより会議を開きます。 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。 国際情勢に関する件(北朝鮮における日本人妻問題)調査のため、本日、日本赤十字社外事部長木内利三郎君に参考人として御出席を願い、御意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木村委員長 これより会議を開きます。 千九百六十七年七月十四日にストックホルムで署名された世界知的所有権機関を設立する条約の締結について承認を求めるの件、千九百年十二月十四日にブラッセルで、千九百十一年六月二日にワシントンで、千九百二十五年十一月六日にヘーグで、千九百三十四年六月二日にロンドンで、千九百五十八年十月三十一日にリスボンで及び千九百六十七年七月十四日にストックホルムで改正された工業所有権
○木村委員長 これより会議を開きます。 日本国とベルギー王国との間の文化協定の締結について承認を求めるの件及び航空業務に関する日本国とギリシャ王国との間の協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河上民雄君。
○木村俊夫君 ただいま議題となりました三件につきまして、外務委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、欧州共同体委員会代表部の設置に関する協定について申し上げます。 政府は、欧州共同体委員会側の希望により、欧州共同体委員会の代表部の設置並びにその特権及び免除に関する協定を締結するため、昭和四十九年一月以来交渉を行なってまいりましたが、合意に達しましたので、昭和四十九年三月十一日
○木村委員長 これより会議を開きます。 欧州共同体委員会の代表部の設置並びにその特権及び免除に関する日本国政府と欧州共同体委員会との間の協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松本善明君。